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「外反母趾」とは、足の横アーチを形成している中足関節の靭帯が緩んでしまう状態です。多くの場合、亜急性捻挫を併発しています。女性に多くみられ、外反母趾に伴って小指が親指側に曲がる「内反小指」になる人もみられます。
外反母趾によって土台が不安定になるとその不安定さを体の上部で補うため、足・ひざ・腰・首の慢性痛や、首を痛めたことで起きた頭痛・肩コリ・めまい・便秘・不眠などの自律神経失調症状やうつ状態など2次的な不調の原因となります。
指上げ足(浮き指)の特徴は、指の付け根が指の代わりをし、指が地面に接地しない状態です。
指が浮いていると、指の付け根とかかとの2点で体重を支えることになり、重心がかかとに乗っていることになります。すると、地面からの衝撃を吸収しきれずに、かかとからストレートにひざ・腰・首へと伝えてしまいます。
これが気付かないうちに何年・何十年と繰り返されると、負傷した覚えがないのにある日突然痛みが出たり、検査したら骨が変形していたなどといったことになるのです。
外反母趾の基準は??
親指が小指側に15度以上曲がると「外反母趾」です。
痛みの有無にかかわらず、その悪影響は身体の上部に起こるさまざまな不調の原因となるため、一刻も早い対応が必要不可欠です。
対応が早いほど早く痛みが取れ、変形を最小限に抑えることができます。
浮き指の基準は??
親指が90度以上甲側に反る人は指上げ足(浮き指)です。
現代病というほど激増しているのにも関わらず、外反母趾のように見た目だけでは判断がつかないため、その重大さに気付かない人が多いのです。
親指と人差し指で足の親指を押して曲がり具合をチェックすることができます。
骨盤や顎のずれ、悪い姿勢により「健全な骨格に成長しない」
下半身太り、O脚、側弯症、顔面の左右差により「スタイルの崩れ」
変形、微細な疲労骨折による原因不明の足・ひざ・腰・首の慢性痛
歪み、ねじれによる自律神経失調症、うつ状態(無表情、肌の色つや)
運動能力の低下による生活習慣病
基礎代謝の低下による肥満、小太り、ずん胴
重要なことは、その足裏の異常に伴って現代人が訴える痛みや疾病、不調にも変化が起きてきたということです。つまり、60 年前にはあまりなかったものが今、現代人に主訴となっている痛みや病気なのです。
では時代の主訴となっている痛みや病気とは何でしょう?
それは、次の3つにまとめられます。
(1) 原因がはっきりしない足、ひざ、腰、首などの慢性痛やスポーツ障害(子どもから大人まで)
(2) 原因がはっきりしない自律神経失調症(うつ、パニック症、体の不調など)(子どもから大人まで)
(3) 原因がはっきりしない生活習慣病、肥満、運動能力の低下、基礎代謝の低下(子どもから大人まで)
前述(1)(2)(3)の症状を訴える人の90%に、「外反母趾」や「指上げ足(浮き指)」が共通点になっているという事実からも裏付けられるのです。
足裏の歪みは、身体に「構造学的歪み」(縦× 横× 高さ×)をつくる他、歩行時にその歪みのある患部に「過剰な衝撃波やねじれ波」(時間×)という介達外力により、「過労学的損傷」を発症させ、更に日常の生活「環境学的条件」(環境×)により反復性となって、損傷度を増してしまうのです。
人間は、重力とのバランスを効率的に保つことを最優先しています。その重力とのバランスを一番多くコントロールしているのが「足裏」である以上、これらの症状を人間の土台となる足裏の異常から痛みや不調を判断したり、施術していく、つまり重力とのバランスを力学的に解明した健康法や治療法が必要不可欠な時代へとなってきたのです。
当スクールでは、この部分に関する判断法・施術法・フットケア学・予防法を指導し、時代の変化に対応し成功できる人材を育成しているのです。
家が傾いたら誰でも土台から整えていくと言う考えが自然に起きるように、人間も土台となる足裏から全身のバランスを整えていくという考えが必要です。積木の原理で説明すると、積木の1 段目が傾くとその上は崩れないように反対側に傾き、バランスを保とうとします。逆に、積木の1 段目が安定していると細く、高く積み上げることができます。
人間の体においては、外反母趾や指上げ足(浮き指)などの異常があると土台となる足裏が不安定になってしまい、その不安定を本能的に補うため体の上部に歪みが起こり、その歪みの大きいところに「過剰な衝撃波やねじれ波」が繰り返され、様々な症状や病気が起こっているのです。
逆に、人間の土台となる足裏のバランスを整え安定させておくと、修復本能により自然と体のバランスも整い、耐震構造設計の体になり、施術効果が著しく高まるのです。
整体・カイロを行った後に、足裏のバランスを整えておくと、その効果が数倍長持ちします。上部だけのバランス調整には限界があり、一日で元の歪みに戻ってしまう場合が多くあります。人間の土台となる足裏から全身を重力とのバランスで整え、身体を「耐震構造設計」にするのです。「耐震構造設計」とは、「安定機能」「免震機能」「運動機能」を施すことなのです。