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笠原先生はなぜそこまで足について詳しいのですか?

笠原先生は、なぜそこまで足についてお詳しいのでしょうか?

痛くなる人と、痛くならない人の「差」を追求しないのは柔整師の落ち度だからです。

差を追究した結果、裸足で歩く国7ヶ国を約5年をかけ、延べ4800名の足を調査しました。その成果物が「重力とのバランス医療」(過労性構造体医学)です。

開業前はとても悩んでいた

開業前の研修時代、

同じ学年、同じスポーツ、同じ運動量、同じような体格にも関わらず、負傷の瞬間を特定できないスポーツ障害を起こす少年と、逆にスポーツの成績がどんどんアップしていく者とに分かれる、この「差」。

大人を見ても同じような環境下であっても、やはり痛みで悩み、接骨院の常連になっている患者さんがいる一方で、全く接骨院とは無縁で元気な日々を送っている人に分かれる、この「差」。

また、同じ70歳以上であっても介護される人と、逆に介護する側の人とに分かれる、この「差」。

変形性関節症で年々悪化する人と、変形とは全く無縁な人とに分かれる、この「差」。

年齢を全体的に判断した場合、ひどい外反母趾になる人と、全くならない人に分かれる、この「差」。

~⑤までの「差」が、人間の土台となる「足」にあることに気付きました。

自ら行動にでる

この「差」を追求するため様々な講義、セミナー、専門医の意見を聞いても、この「差」を説明できないため学ぶことができませんでした。また、「差」が現代医療の「盲点」であり伝統医療の「落ち度」とも感じ、自ら徹底的に追求することにしました。

 私は「差」を明確にできるかどうか勝負でもありました。独学という特有の苦しみ、悩みが付きまといました。「成果なき時間と疲労の日々」「先が見えない不安と焦り」その中、裸足で歩く国、7ヶ国を5年かけて現代人との「足と健康との関係」を比較調査しました。「余分な出費と生活苦」「医療関係者からの批判」に晒されながらも「差」を解明しないかぎり、私の使命は果たすことができないと考えていた時代でした。

たどり着いた答え

「差」を追求していくと人間の土台「足裏」の異常、その有無に関係していることに辿り着きました。そして、以下の3つも明確にすることができました。

①痛みや不調を起こす人は足裏に「外反母趾」「浮き指」「扁平足」が隠れた原因だった。この足裏の不安定を補うため上部に歪み(ズレ)が発生することも分かりました。「歪み(ズレ)の原因は足にあった」です。

 

②40歳以降の女性での「ひどい外反母趾」など足裏の以上は、手のヘバーデン結節(変形性関節症)が遠く離れた足に転移(転移仮説)したことが原因だと突き止めました。また、足関節や膝、股関節、腰部、背部、頚部にも転移(転移仮説)、またはバランスの悪い関節から手より先にヘバーデン結節による変形性関節症が発症する、という新しいことも突き止めました。

 

③同じ治療をしても良くならず、またいつ良くなると言えず漫然とした治療を続ける人と、すぐ良くなり初検時より治癒帰点をはっきりと断言できる人の「差」も「90%の動ける固定」にあることも突き止めることができました。

 答えは「足裏から患部や全身を重力とのバランスで整え、90%の固定で自然治癒力を最大限に発揮させる」でした。

私がとった手段

負傷の瞬間を特定できない痛みや不調に対して、全て人間の土台となる足裏から患部や全身を重力とのバランスで判断しました。すると、ほとんどの場合、足裏の不安定と痛みや不調とが力学的に一致し、年々確信へと変わっていきました。10年、20年と追試を繰り返すほどその確信は高まり、自分でも抑えきれない思いになりました。

 

結論

現代医療の盲点をつくような形にはなってしまいましたが、伝統医療の落ち度を補完するためにも書籍として出版しました。それが重力とのバランス医療「過労性構造体医学」です。内容は「足と健康との関係」を1+1=2と皆が理解できるような内容で、力学的に解説してあります。

また、へバーデン結節の全身性に警鐘を鳴らすため、「あなたの指先、変形していませんか?」(自由国民社)を出版しました。
内容は、ヘバーデン結節は全身のバランスの悪い関節に転移、またはそこから発症する、というものです。

いずれも盲点、落ち度を補完する内容であり、時間が経てば経つほどこの真実性が増し、10年以内に医療関係者を始め、社会に認知されると確信しております。

あなたへ伝えたいメッセージ

私の著書の内容は、全て事実に基づいた内容を述べたものであり、想像を付け加えたり、文章を飾ることはしていません。

自分の足を使って行った調査結果と、治療現場の真実と患者さんの声を正確に表現し、尚且つ良心に従って書いたものです。

気がついたら40冊を超えた著書の意図、その全文の中に営利を求めたり、人に不利益を与えたり、あるいは搾取する内容があるかどうか見て頂きたい。

もはやその次元にはなく、結果的に患者さんを始め読者にとって「足と健康との関係」この知識が高まることで、柔整師や治療家の社会的地位とそれに伴う資質の向上に役立つのです。

 ですから、大いなる使命を持って、「人間は重力によって生かされている。」「その重力とのバランスを一番多くコントロールしているのが「足」である。」「健康は重力の強弱によって決まる。」、この追求を続けているのです。これが足について詳しいと言われる所以(ゆえん)だと思うのです。

 

いかがでしょうか?

このコラムをご覧になって、何かしら心に響くものがあったら、ぜひ「あしけんスクール」で学べることをご覧ください。

きっとあなたの悩みや疑問を解決する糸口が見つかるはずです!

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