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「笠原先生に質問です。柔道整復師の業界は、これからどうなると思われますか?将来的に生き残るには何をすればよいでしょうか?」
どんな状況であっても、最初に社会の現状を知ることが必要です。
その現状とは、超高齢化社会に伴い医療費が青天井になっているということ。
現行の国民皆保険、社会保障制度は限界と直面、崩壊寸前です。
このままでは国家が破綻しかねないと言われています。
そのような中で国や社会は、整形外科と柔道整復師(接骨院、整骨院)の施術内容が一部重複していると見ているようです。
また、国民の皆さんからも保険を使った“マッサージ屋”と誤解されている節もあります。国家資格者と無資格者とが同一視されている傾向にあるのです。
保険診療の取り扱いはさらに厳しさを増すでしょう。社会情勢によっては突然保険の取り扱いが停止されるかもしれません。さらに、治療家などを含めた過当競争に伴う消耗戦が激化し、もはや多くの柔道整復師はこれについていけず、疲弊しています。
ここから先はなぜこのように柔整師の資質の低下と社会からの信頼性が薄れてしまったのかを考えるのです。
過去の成功体験や、様々なしがらみに捕らわれすぎ、「現状維持」に甘えすぎたことが衰退の主な原因であると考えています。
「伝統医療の革新」と叫んできましたが、その革新そのものができなかったのです。
そんな状況下であっても、私自身は自然界の法則や、哲学的観点に裏付けられた新たな柔整学問(重力とのバランス医療)の確立を果たし、またそれを実行したものは、大きく発展することができ、多くの方に支持を頂き恵まれました。
これをそのまま真似るべきなのです。これを繰り返すことによって、次第に本人の実力へと変わっていきます。今後、時代の変化、社会のニーズに答えるべき価値ある自由診療の導入で「本当に良くなる接骨院、整骨院」を目指すことに尽きるのです。
新たな柔整学問、過労性構造体医学。これを分かりやすく表したものが「重力とのバランス医療」であり、以下の3つに集約することができます。
① 「足と健康との関係(あしけん)」から、痛くなる人とならない人との「差」を説明し、施術の矛盾や疑問をなくすこと。
② ヘバーデン結節(変形性関節症)の全身性(転移仮説)から、変形性関節症を起こす人と起こさない人との「差」を説明し、痛みの矛盾や疑問をなくすこと。
③ 90%の動ける固定で、なかなか良くならない人と良くなる人との「差」を矛盾なく説明し、癒し・気休め・対処療法をなくすこと。
以上3つを中心に、時代の変化に合った新しい接骨院、整骨院、または治療家のイメージ像を創造していくことです。
これを実行できるものが時代の変化、社会のニーズに合った「新しい知識と技術」と「人間性」を社会や地域に提供することによって、不安な時代であっても逆に大繁盛を遂げることができるでしょう。
不安な時代、変化する時代にこそチャンスあり!です。
過ぎてみれば分かる。今後の成功と繁栄の法則は「変化・即応業(適応)、そのキーワードは素直な心に裏付けられたスピード」以外にないのです。
いつの時代もどんな苦しい時代であっても「考えろ、考えろ、とにかく考えろ」です。
心にまで響いた感覚があったら、それを否定したり、やり過ごすのではなく、最後まで分かろうと努力するのです。少しだけ勇気のある人だけが時代に合った新しい知識(ニーズ・アイデア)を先取りし、行動することのみによって成功、繁栄している、というこの事実をより強く、直視する時代なのです。
これは100年前も300年前も同じ法則なのです。
柔整師や治療家は、真実や使命を見つけることができれば、目的に向かって何度でも立ち上がれる。決して挫けはしないものなのです。
今いる苦しい場所を掘り下げてみる。そこには今までやってきた実力がある、それに新しい知識を加えていくだけ。つまり、足元に答えが眠っているのです。
私はあなたを補完する、その答えを持っているからこそ明確に答えられる。そして、あなた達を心底支えたいのです。
いかがでしょうか?
このコラムをご覧になって、何かしら心に響くものがあったら、ぜひ「あしけんスクール」で学べることをご覧ください。
きっとあなたの悩みや疑問を解決する糸口が見つかるはずです!